
「突発性難聴」とは「内耳」の障害が原因によって起こる「感音性難聴」の1種です。
原因については今のところはっきりとは分かっていませんが「内耳循環阻害説」「ウイルス感染説」という2つの仮説が有力と言われています。
「内耳循環阻害説」とは、毛細血管の血流が阻害され、内耳に血液が充分に行き届かなくなることによって機能不全を引き起こすというものです。
もう一方の「ウイルス感染説」は、突発性難聴の治療にステロイド剤が効果的であることから提唱されたものです。
「突発性難聴」の患者のうち、約50%に回転性めまいの発作が見られることが分かっています。
中には、回転性めまいの発作があまりにも激しいことによって、難聴そのものに気づかないケースもあるほどです。
難聴の程度は患者さんによって様々ですが、一般的には回転性めまいを伴うほど聴力の低下が著しく、回復にも時間がかかると言われています。
「突発性難聴」は、回転性めまいの発作や「難聴」以外にも「耳鳴り」や、耳の「閉塞感」及び「吐き気」などを伴い、片方の耳にのみ発症するのが特徴です。
こういっためまいを伴う突発性難聴を治療する方法としては「ステロイド剤」「血管拡張剤」「代謝賦活剤」「向神経ビタミン剤」「抗凝固剤」といった薬物治療のほか「高圧酸素法」や「星状神経節ブロック」がよく用いられます。
「高気圧酸素治療法」とは、高気圧環境を作り出す巨大なタンク(カプセル)の中に入ることによって、高濃度の酸素を体内に取り込ませることを目的とした治療法です。
高気圧酸素下においては、血液中の血しょうや組織の酸素濃度が高められるため、低酸素症の治療にはもちろん、有毒ガスの洗浄や殺菌、循環障害の治療などあらゆる効果があり、耳鼻科のみに留まらず整形外科や脳神経外科など様々な方面で注目を浴びています。
もう一方の「星状神経節ブロック」とは、局所麻酔によって交感神経を一時的に麻痺させる治療法です。
交感神経を麻痺させることで血液の流れが促進され、突発性難聴に伴う難聴や回転性めまいなどの症状緩和を狙うことができます。
めまいから始まる病気では、めまいから始まる病気について解説しています。ぜひ参考にしてください。
めまいを伴う病気としては、上記のほか「聴神経腫瘍」や「椎骨脳底動脈循環不全」があります。 「聴神経腫・・・・